

図3.3.2−10航跡例1におけるY座標差異(モードS)
3.3.2.3.2減速直線運動
進行方向では、等速運動を前提としている方式1,2,4では、誤差が大きくなる。(本来の位置より遅れることになる。)特にαの値が小さい方式2では、誤差が大きくなる。次に方式1の誤差が大きくなる。方式3と4では、加速度を計算する価値と入力データの誤差とのバランスで優位性が変わってくる。ATCRBSの場合、方式4が遅れがちであるが方式3と大差ないのに対し、モードSの場合、入力精度がよくなっているので、加速度書十算が有効に働いて、誤差が最も少ないという結果がでている。(図3.3.2−11,12の中間部参照)
進行方向に垂直な方向は、速度による予測の影響を受けて減速中は多少誤差は大きくなる。方式3は過敏に反応して他の方式より精度を悪くしている。しかし、総じて誤差は少ないと言える。(図3.3.2−13,14の中間部参照)
3.3.2.3.3旋回等速運動
方式1がもっとも誤差が大きく、方式2と4の差異は一概にいえず、方式3は、最も誤差が少ないという結果がでている。方式1,2,4は計算式の関係から入力データの精度とは、無関係に同じ様な誤差のパターンを示している。(図3.3.2−7〜10の後半部参照)
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